法善寺横丁 往生しまっせ 無料案内所の次は「ガールズバー」!? 織田作之助の小説「夫婦善哉」で知られる大阪・ミナミの
法善寺横丁で、女性バーテンダーが接客する「
ガールズバー」の進出をめぐり出店業者側と地元商店街との間で話し合いが紛糾している。先月29日に初めての協議が開かれたが、「街の風情がぶち壊しになる」と懸念する商店街側と「法には触れない」と主張する家主側とで議論は平行線をたどっている。2日には業者も交えた協議が開かれるが難航が予想されるという。
ガールズバーが出店を計画しているのは、千日前商店街に面した3階建て店舗の2階と3階。1階はペットショップが入っている。家主によると、先月25日に出店業者と仮契約を済ませた。29日に本契約を交わして今月から改装工事を始め、来月初めにオープン予定だったという。
千日前商店街振興組合によると、業者側が組合に出店計画を届け出たのは先月28日。組合側はこの段階で初めて計画を知り、翌29日に急遽(きゅうきょ)協議が開かれた。
組合に加盟する商店主らが今年5月にまとめた出店時の申し合わせでは、「
接待飲食業や
性風俗関連、無料案内所などの事業をする場合、組合が事業者に対して必要な措置を取ることができる」としている。
組合側はこれを根拠に
ガールズバーが
接待飲食業に該当するとして出店を拒んだが、家主と業者は「定義があいまいなうえ、法的根拠がない」と出店を強行する構えを見せた。結局、約2時間に及んだ話し合いは、物別れに終わった。
法善寺横丁では昨年5月、横丁の入り口で飲食店の無料案内所の出店計画が持ち上がり、風俗店の無料案内所になることを恐れた組合と業者側が対立。結局、出店を止められなかった経緯がある。
土地を所有する法善寺は「商店街側の意向に沿いたい」としている。組合によると、新たに建築、建て替えをする際には法善寺の了解を得る必要があるが、店内を改装する場合にはその義務はなく、出店を阻止する法的強制力はないという。
組合の田島義久理事長(56)は「客引きが表に立てば、歴史と風情のある街の雰囲気が壊れる。これまで必死に取り組んできた街づくりが水の泡だ」と話している。
ガールズバー カウンターごしに女性バーテンダーが酒類を提供するバー。平成18年ごろ大阪・ミナミで営業が始まったとされる。「キャバクラ」のように風俗営業法上の
接待飲食業許可を取る必要はなく、午前0時までは客引きも禁止されていない。料金が比較的安いことなどから人気を呼び、ミナミでも出店が増加。一方で、テーブル席で女性店員に接客させるケースもあり、各地で摘発が相次いでいる。
【写真説明】
ガールズバーが出店を計画している空き店舗ビル=大阪市中央区(前川純一郎撮影、一部画像処理しています)
(産経関西2009年10月 2日 09:09)梅田周辺貸店舗情報ブログは
こちらから。